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『もっと、カボワン・スポーツ!』代表KODAIRAの商品開発への想いなどを綴ったスペシャルコラム

​デュアルウイング開発秘話

はじめまして。カボワン・スポーツ代表のコダイラと申します。今回は、弊社の処女作であるトヨタC-HR用の”デュアルウイング”の誕生までの開発秘話を書こうと思います。

よく、「なぜ、C-HRを選んだのですか?」とお客様や雑誌の編集の方に聞かれたことがあります。実はカボワン・スポーツの立ち上げの処女作という事もあり、当初はTNGAを採用し新しいプラットホームになりましたプリウスに目をつけておりました。しかし、あまりにも世の中にこの車の製品を発売している所が多すぎたので、起業したばかりで埋もれ消える事を懸念して諦めました。次に目新しく新ジャンルで出てくる車はないか、センスを生かせたパーツをそのクルマのために創り、そして、それをつけた多くの方が街中を走っている姿を見たいという願望のようなものがありました。その時に丁度誕生したのがトヨタC-HRでした。この車を初めて見た時には、皆様と同じく「よくわかんないけど、カッコイイなぁ」と思いましたよ。よくわかんないというのは、SUVをどんな風に乗ればよいかさっぱりだったし、とくに見本もなかったし、姿見は定番だったバンパーにカドがなくなっているし、デザインはかなり悩みました。

すでにトヨタ系のメーカーや大御所のメーカーさんは参入していましたので、これから始めるからには他が出していない分野を創ろうと決めてました。それも誰もが思いつかない分野をやると考えまして、SUVにGTタイプのリヤウイングをカタログやネットのあったC-HRコンセプトカーの写真を元にスケッチしました。フロントのパーツは他社と被るけど顔だから作らないといけないと考え、まず、この2つが決まります。実は知られていない事ですが、デザイン上ではもう一つ大きなパーツがありました。これは少し課題がありましたので眠らせてました。

デザインの元になるコンセプトになるものは、SPORTSというテーマが僕の中にはあります。ですのでSUVにクルマの運動性能向上目的面を盛り込んだデザインを入れます。少し難しい話になりますが、”外装で何をしたらクルマの運動性能が変わる方向になるのか?”思いつきますか?

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